導入事例ページの作り方|掲載・URL設計・SEO・構造化データ
事例は作るだけでなく、自社サイトの「どこに・どう」置くかで効果が変わります。この記事では、事例ページの置き場所・URL設計から、検索に効く構造化データの正しい付け方、内部リンクまで、Webでの掲載を技術面から解説します。
置き場所とURL設計
導入事例は自社ドメインの配下に置くのが原則です。理由は、そのページが集めた検索評価が自社サイト全体の資産になるからです。外部サービスの別ドメインに置くと、その評価は自社に還元されません。
URLは「一覧+個別」の二層で設計します。
| 階層 | URL例 | 役割 |
|---|---|---|
| 事例一覧 | /case/ | 絞り込みの入口・回遊のハブ |
| 個別事例 | /case/kanemaru-metal/ | 1社1URL。該当検索の受け皿 |
個別ページを1社1URLで分けるのは、事例ごとに検索意図(業界・課題)が違うためです。「製造業 在庫管理 事例」で探す人には、その1本が独立したページとして見つかる方が有利です。
事例一覧は「絞り込める」ことが価値
一覧ページは、ただ並べるのではなく業界・企業規模・課題のタグで絞り込めるようにします。訪問者(と営業)が「自分に近い事例」に最短で到達できることが、一覧の存在意義です。事例が増えたら、この絞り込みが必須になります。冊子側の設計は導入事例集の作り方を参照してください。
構造化データの正しい付け方
構造化データ(schema.org)は、検索エンジンにページの意味を伝える仕組みです。導入事例記事にはArticle(またはBlogPosting)が適切で、見出し・公開日・更新日・著者(自社)・画像を記述します。
お客様の発言を引用として示す場合は、Article内の quotation や本文引用として扱うのが安全です。盛った数値や存在しない評価を書かないという原則は、構造化データでも同じです(AIで作る場合の注意)。
検索意図の取り込み
事例ページのタイトルと見出しには、読者が使う言葉を入れます。指名(自社製品名)だけでなく、「業界+課題」の語を含めると、比較段階の検索に当たります。例:「【製造業】棚卸工数を3日→半日に短縮——在庫管理◯◯の導入事例」。成果の数値をタイトルに入れると、検索結果でのクリック率も上がります。
内部リンクで事例を孤立させない
作った事例ページは、サービスページ・料金ページ・関連するブログから内部リンクで結ぶことで初めて評価されます。特に、検討者が見る料金ページの近くに関連事例を置くと、比較段階の後押しになります。事例が営業のどの場面で効くかは営業活用の7つの場面に、効果の測り方は効果測定の方法にまとめています。
他ページへの埋め込み
事例は個別ページだけでなく、LPやサービスページの一部として抜粋を埋め込むと、比較段階の訪問者にその場で証拠を見せられます。ジレイスタジオでは、生成した事例を自社サイトに埋め込んで表示する機能を提供予定で、事例ページの用意と埋め込みをまとめて扱える設計です(β版無料登録)。掲載の前提となる許諾範囲は掲載許可の取り方で確認してください。
よくある質問
事例は自社ドメインに置くべきですか?
はい。自社ドメイン配下(例: example.com/case/)に置くと、そのページで得た検索評価が自社サイト全体の力になります。外部サービスの別ドメインに置くと、その評価が自社に還元されません。掲載場所は自社サイトを基本にしてください。
導入事例に構造化データは必須ですか?
必須ではありませんが、付けると検索エンジンがページ内容を理解しやすくなります。事例記事にはArticle(またはBlogPosting)が適切です。星評価のないBtoB事例にReview/AggregateRatingを付けるのはガイドライン違反になり得るため避けてください。
1ページに複数の事例をまとめてもいいですか?
一覧ページとしてまとめるのは有効ですが、各事例は個別ページに分けることをおすすめします。事例ごとに検索意図(業界・課題)が異なり、個別URLの方が該当検索で見つかりやすくなるためです。